東京では今、雨が降ってて。
当然、雨が降る為には雨雲が必要なんだけれど、今日はその雨雲が凄い光景を見させてくれた。
病院からの帰り道、てくてく歩いていると折からの強い風。
面倒臭いなと思っていたら、今度は風に混ざって小さな雨粒が。
そう言えば今日、夜から雨降るって言ってたなってのを思い出し、心持ち急ぎ足で家路を急いだ。
その甲斐もあり、雨が本降りになる前に家に着けて、安心してふと何気なく空を見てみた。
すると、そこには現実離れした光景が広がっていた。
俺が居た場所はちょうど雨雲が出来る場所だったらしくて。
高い空が低い雲に徐々に覆われて行く所だったんだけど、その光景があまりにも素晴らしかった。
強い風に流されてかなりの高速で流されていく低層雲。
全ての雲達はある場所をめざしているかのように流れていく。
そして徐々に空が低層雲に埋め尽くされていく。
まるで映画のCGを見ているかの様な光景に、暫し時を忘れて空に見入ってしまった。
よく映像では早回し映像でありそうな光景が、目の前でリアルタイムに繰り広げられている事の感動ったら…。
まさしくアレは奇跡だった。
カメラを始めてから、何気ない自然が見せる光景にハッとする事が多くなった。
そして同時に、これまでどれだけ日常に対して意識を払わずに過ごしていたかを痛感する。
世の中にはまだまだ俺の知らないものが沢山あるな。
これだから生きるって面白い。
知らない事を知る事。
それこそが俺の人生においての最上の悦び。
例えそれが自慰的なものであろうともね。