今回は自分の勉強と確認を込めて、政治の話。
堅い&長い話なので、興味ない人はスルーでおk( ´ω`)
でもこれから行われる総裁選を面白く見る為に、一読しとくと良いかもよ?w
さて、現時点での自民党総裁候補者は、
【立候補確定】
・麻生太郎(現自民党幹事長)→麻生派
・与謝野馨(現経済財政担当相)→無派閥
・石破 茂(前防衛相)→津島派
・石原伸晃(元自民党政調会長)→山崎派
・小池百合子(元防衛相)→町村派
【立候補したいがまだ条件不足】
・山本一太→町村派 ⇒辞退
・棚橋泰文(元科学技術担当相)→津島派
と言った感じ。
ちなみに各派閥の人数は、
・町村派 88人
・津島派 70人
・古賀派 62人
・山崎派 41人
・伊吹派 28人
・麻生派 20人
・二階派 16人
・高村派 15人
・無派閥 15人
上記の様になっとります(2008年6月現在)。
これらを素直に受け取れば、
・麻生太郎(現自民党幹事長)→麻生派=20人
・与謝野馨(現経済財政担当相)→無派閥=15人
・石破 茂(前防衛相)→津島派=70人
・石原伸晃(元自民党政調会長)→山崎派=41人
・小池百合子(元防衛相)→町村派=88人
となり、下馬評で有利とされている麻生さんは全然駄目、むしろダークホースの小池さんが有利に見える。
でも、そう簡単な話ではない。
じゃあそもそも派閥とは何なのか?
それを考えるには、政党政治ってものから理解しなきゃならん。
日本の国会の様にある案件に対して多数決で議決を取る形式の場合、ある程度同じ考えの人達を集めてそれらの折衷案に全員で賛成する方が、一人で孤軍奮闘するよりも断然自分の理想とする政治をやり易い訳です。
それがいわゆる政党。
日本には自民党を始め民主党や公明党、日本共産党、社会民主党、国民新党、新党日本、etc...など様々な政党が存在するけれど、それらはそれぞれに共通した旗印(=政治理念)の下に集まった人達の事を指す訳だ。
ちなみに一人でも政党を立ち上げる事は可能。
アントニオ猪木のスポーツ平和党や、鈴木宗男の新党大地なんかは良い例。
一人で「党」ってのも何だか面白いがwwww
さて、そうやって集まった政党員達だけど、大体同じ事を考えてると言っても全員が全く同じ考えな訳じゃない。
なので当然色んな議題に対して色んな人達を集めて議論をする訳なんだけど、この議論の中でも最終的には多数決によって議決を取るんだな、これが。
そこで、同じ党内でもさらに似た様な考えの人達を集めて、党内でのイニシアチブを狙う人達が出てきた。
これが派閥。
まぁ政党や派閥ってのはざっくり話せばこんな感じな訳です。
んで、話を戻します。
さっきの見た表の通り、派閥が完全に機能した時総裁に選ばれるのは小池さん。
けれど話はそこまで簡単じゃない。
まず、小池さんの所属する町村派は小池支持(中川さんら)と麻生さん支持(森さんら)のまっ二つに割れてる。
そして今回代表を出さなかった伊吹派や古賀派も麻生さん支持を表明。
これだけであれよあれよの間に麻生さんが一気にトップへ躍り出る。
今回見てて顕著なのは派閥があまり体を成してない所が多いなと。
同じ派閥内で支持候補が違うとか、そもそも派閥トップがそれを推奨してたりとか。
ポーズもあるだろうが、これはちょっと異常。
もしかして自民党も少しずつ脱派閥体制の流れが出来てるのかも知れない。
さて、次の話。
今回の総裁選で自民党の総裁が決まる。
そして晴れて総裁になった人は国会の指名を経て、首相(=総理大臣)になる。
まぁこれは、
首相の指名は議会の過半数を持って決定される
→議会の過半数を持つ与党が首相を決められる
→与党のリーダー(=総裁)がなる
って事なんだけど。
ここでふと疑問。
内閣総理大臣と大統領の差って何??(・∀・?)
何となくは分かるけど、ちゃんとそれを認識してなかったのでお勉強。
ここでは分かり易く日本とアメリカを例にとって話をしてみる。
まず日本とアメリカでは行政の形態が大きく違う。
日本のそれは議院内閣制であり、アメリカは大統領制だ。
何が違うのかって言うと、日本の場合行政を担う内閣(≒内閣総理大臣)は国会に対して責任を負っており、何かあったら国会から首になる立場なのに対して、アメリカの場合は大統領は国会から独立して行政権を行使出来る。
また内閣総理大臣は【内閣総理「大臣」】と言う名前の通り、数ある大臣の一種でしかない(と言っても大臣の中で一番偉い=権限がある)が、大統領の場合は大統領と言う独立した唯一の立場でもある。
ここが一番の差。
つまり日本の場合、国会に内閣総理大臣が辞任させられたり、逆に内閣総理大臣に国会が解散させられたりと言う事はあるけれど、アメリカの場合はそれらが一切ないって事。
またこの性質の差はそれぞれの選挙の差にも表れる。
日本の場合、内閣総理大臣は国会議員の中から選出される事(=首班指名と言う)が憲法によって規定されている。(→憲法67条)
なので、首班指名を受ける為の選挙は、基本的に国会議員とその後援団体によって行われ、決定される。
今だったら自民党員の国会議員&自民党員の一般国民って事ね。
それに対してアメリカの場合、一般の選挙と同様に国民からの直接投票によって大統領を選出する。
まぁ実際は多少ねじ曲がっちゃいるんだが、ここでは割愛って事でwwww
これは大統領が議員と同じ様に独立した立場だからこそ。
日本の様に「政治家代表としての元首」じゃなくて「国民の代表としての元首」って事やね( ´ω`)
まぁ内閣総理大臣と大統領の差が分かった所で、話を大本に戻そう。
今回の総裁選。
俺の読みは以下の通り。
5人の候補者から麻生さんが見事1位で選出。
ただし麻生さんの得票数が過半数に満たない為、2位選出の与謝野さんとの決選投票へ。
ここで昨年同様、麻生封じの包囲網が出来てしまう。
その結果、与謝野さんの逆転当選。
これがかなり派閥力学も加味した現実的なシナリオかなぁと。
これだけ候補者が乱立した状態では、1回目の投票で麻生さんが投票者数の過半数を獲得するのはかなり厳しいはず。
そうなった時に、ちょっと麻生さんは弱いかなぁと。
ホントは、個人的には麻生さんになって欲しいんだけどね。
あの独特のシニカルな性格は俺は昔から好きでさwww
誰が勝ったにせよ早晩解散選挙は行われるのは確実なので、そこでのインパクトを考えた時には麻生さんが勝った方が国民へのアピールは出来るんじゃないかと思う。
その部分と派閥の力争い、果たしてどちらが勝つのかは…蓋を開けてからのお楽しみw
と言う訳でざっと今の政治状況などについて学んでみました。
すっげぇ堅くてつまらん話だったかも知れないけど、でも、これらをある程度知ってるだけで総裁選がグッと面白く見れるはずなので、せっかくのお祭りだから皆で総裁選楽しもうぜwwww